「崩壊：スターレイル」の世界収益がリリースから10日間で1億ドル（約140億円）を達成。「原神」を2000万ドル近く上回るペース

　さまざまなデータや分析環境を提供しているSensor Towerによれば，「崩壊：スターレイル」（iOS / Android / PC）の世界収益が4月26日のリリースから10日間で1億ドル（約140億円）を達成したという。なお，本記事はモバイル版の内容となる。

※以下，画像はSensor Tower公式ブログより

　本作は，miHoYoが展開する「崩壊」シリーズの最新作で，体内に「星核」を埋め込まれた主人公が「星穹列車」に乗り，宇宙に広がる未知の世界を体験するスペースファンタジーRPGだ。同社の人気タイトル「原神」とは違って，ターン制のバトルシステムを採用している。

　Sensor Towerのデータによると，本作の世界収益はリリースから10日間で1億ドルを突破した。市場別の収益シェアは，1位が中国で44％，2位が日本で22％，3位がアメリカで12％となっている。

　本作は，miHoYoの2023年1月1日～5月5日における世界市場でのモバイルゲーム別収益シェアで，「原神」に次ぐ2位となっている。本作のリリース後（4月26日～5月5日）に限定して比較すると，圧倒的な1位だ。

　また，世界五大市場におけるApp Storeの収益ランキングでも上位を独占した。最大市場の中国では，リリース初日に1位でスタートし，その後もトップ3圏内を維持。日本では，3位でスタートし，その後もトップ5圏内をキープする結果となった。

　「崩壊：スターレイル」の勢いは，日本で人気が高い「原神」と比較することでも分かる。Sensor Towerのデータによると，本作のリリースから10日間での国内収益は，原神がリリースから10日間（2020年9月28日～10月7日）で記録した国内収益と同水準で，どちらも2100万ドル以上だ。

　世界収益では，「原神」が8100万ドル以上，「崩壊：スターレイル」が1億ドル以上となっており，「原神」を2000万ドル近く上回った。

　Sensor Towerは，今回の集計期間に含まれる日本のゴールデンウィークに，大型プロモーションを展開したことが好発進の要因の1つだと分析しており，具体例として「スターレイル渋谷停車」イベント（関連記事）などを挙げている。